化石資源の大量消費で成立した高度経済成長

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世界の人口増加が続き、また、人々の生活の質向上を目指す意識が先進国以外にも高まってくると必然的にエネルギーの消費量が増加します。今日の高度経済成長した社会を支えてくれたのは汎用性の高い化石資源の大量消費だったことに異議を挟む余地は余りないでしょう。ところが、化石資源の使用量が増加してくると大気中の二酸化炭素増加に由来する気温の上昇とプラスチック系のごみによる海洋汚染及び、廃棄物による河川の汚れ等、地球環境は悪化の一途です。こうした環境悪化がサーキュラーエコノミーの概念を強めるきっかけになったといえます。その象徴として地球の平均気温がIPCCの警告にも拘わらず、上昇傾向の止まる兆しが見えません。

環境汚染で痛めつけられる地球

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このままではサーキュラーエコノミーが期待する持続可能な社会も脅かされる状態になってきました。また、生活の利便性に大いに役立っているプラスチック系製品が使用後に適切に回収されず、各地で様々な環境汚染問題を引き起こしています。廃棄されて深刻になりつつある環境汚染問題として紫外線や波の力で細かに破砕されてマイクロプラスチックとなり、海の動物や魚介類に捕食されていることが大問題になりつつあります。地球温暖化を抑えるために既にCOP21のパリ協定で途上国も含むすべての参加国が2020年以降の温室効果ガス排出量を大幅に削減する計画を公表し、達成する義務を負っています。

廃棄物の削減と回収及び再利用対策を実践

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しかしながら、この義務を達成し、温室効果ガス排出削減だけでは22世紀に向けて持続可能な社会実現が困難だと見られています。産業革命時点と比べて平均気温の上昇を2℃以内に抑制する目標達成さえ厳しいと考えられていますが、持続可能な地球環境を取り戻すには温暖化防止だけではありません。全世界レベルでサーキュラーエコノミーを徹底し、廃棄物の削減と回収及び再利用を実践しなければ十分でないのです。このため、天然資源の利用と省資源型製品の開発と利用を根幹に据えた資源循環型経済システムの構築が急務だと言われています。

ものを共有し、利用しあうシェア社会

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この考え方こそサーキュラーエコノミーと呼ばれて、世界が循環型経済システムを取り入れた社会にならないと人類が安心できる22世紀を迎えられないということです。こうした社会構造の大転換には先進国自体でもその構造転換に莫大な資金が必要になるはずです。また、先進国で徐々に普及してきましたが、ものの所有でなく共有し、利用しあうシェア社会の実現が省資源社会につながると期待されています。従って、全世界レベルでサーキュラーエコノミーを取り入れようとするなら先進国がその実現に向けた努力を積極的に実行するだけでなく、新興国や発展途上国への技術供与や資金支援も必要になります。

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